名古屋の障害者就労移行支援事業所でメイクアドバイス会を行いました
当法人正会員4名と事務局は、令和6年4月20日、名古屋市中区の障害者就労移行支援事業所「チームK/ステラビィ 就職塾」において、施設利用者の就職活動を支援するためのメイクアドバイス会を行いました。当該塾は、障害者のための就労移行支援事務所で、就労を希望する障害者に対して、個々人の適性に合った実習・訓練を行い、職業能力の向上や実践的な知識・技能の習得を支援する施設です。
今回のメイクアドバイス会では、就活向けメイクとはどういうものかを知ってもらうこと、メイクによるご自身の外観変化を実感し、メイクの楽しみを見出していただくことを、主な目的としました。
当日は、まず、ある人の眉を見た場合に、自分がその人についてどんな印象を受けるかを、プリントを利用しながら、それぞれに考えてもらいます。自分が受けた印象をお互いに確認する中で、「身だしなみ」というものが、他人が受ける印象をもとに自分を整えるべきものであることを学んでもらいます。
次に、実技として、それぞれが自分の顔で、血流に沿ったマッサージを半顔ずつ行います。それだけで目の開き方、顔色や顔の輪郭などが、大きく変化することに驚きの声が上がります。
続いて、眉の描き方の練習をします。同時に、講師が参加者一人一人のメイクの手直しを行い、それぞれの顔の特徴に合ったメイクの仕方をアドバイスしていきます。いつもと違う印象になった自分の表情、仲間の顔を見て、歓声が上がります。メイクの終った方について、美容師資格を有する講師が、各人の希望を聞き取りながら、ヘアメイクを行っていきます。すっかり整ったところで、就活用の写真撮影をして終了です。
座学と実習の2時間強の講習でした。
コロナ禍以降、数年ぶりのメイク講習会でしたが、参加者の皆様(13名)には大変喜んでいただき、講師をはじめとする会員も大変な感動をいただいた機会でした。
ご協力いただいた「チームK/ステラビィ 就職塾」とご参加くださった方々に御礼申し上げます。
これまで、児童養護施設、更生保護施設、障害者就労支援施設など、様々な福祉関係施設から、就職支援など、いろいろな目的のためのメイク講習の依頼がありましたが、施設側と当法人の予算的な制約から、なかなか実現しませんでした。これでは、施設側の入所者や利用者に対する支援、当法人の外観に悩みを抱える方々の社会復帰・社会参加のサポートのいずれの目的も達成することができません。そこで、今期(令和6年度)は、当法人において特別の予算を計上し、当法人の負担でメイク講習を実施することにいたしました。それによって、福祉関係施設でのメイク講習の実績を積み重ね、いずれはクラウドファンディングなどの手段によって、資金を確保し、活動を継続していきたいと考えています。
ご希望のある関係先には、是非ご一報いただければ幸いです。
ただ一つだけご留意いただきたいことは、将来当法人がクラウドファンディング等の手段によって、メイク講習の資金調達を図る場合に、ご協力いただきたいことです。具体的には、資金調達のPRのために、差し支えない範囲で講習風景の写真を使用させていただくこと、講習が何らかの役に立った、効果があったと評価していただけるならば、その旨の感想文等を支援文書として利用させていただくことです。
この条件を満たしていただけるのであれば、当法人の負担においてメイク講習を実施する計画です。具体的な講習の内容については、対象者の方々やそのご要望などを勘案し、相談しながら設計させていただきたいと考えています。
是非ご連絡いただければ幸いです。