児童養護施設の子どもたちにメイク講習を行いました(令和2年2月2日 於:四谷)
令和2年2月2日、REIKO KAZKI東京オフィス(四谷)において、児童養護施設の子どもたちにメイク講習を行いました。
このイベントは、東京中央新ロータリークラブ(会長:福元智子様)及びNPO法人 シンクキッズ-子ども虐待・性犯罪をなくす会(代表理事:後藤啓二様(弁護士、元警察庁企画官・内閣参事官))が共同主催するもので、高校を卒業し、施設退所を控えた子どもたちの自立支援を目的としています。
3回シリーズとして企画され、第1回目(2月2日)は、セルフメイクのための講習、第2回目(3月7日)は、メイクボランティアのための講習、第3回目(3月21日)に高齢者施設を訪問しメイクボランティアを実践することを予定していました。
外観を改善することで本人たちに自信が生まれ、メイク技術を覚えて就職面接などに備えるだけでなく、ボランティアメイクに参加することで、本人たちの自己効力感やコミュニケーション能力を高めることを通じて、自立を支援することを目指しています。
2月2日には、かづきれいこが、元気に見えるためのメイクについて講演し、また一人ひとりについて実技指導を行いました。施設の生徒4名、付添いの先生方2名、ロータリアン7名が参加し、昼食から夕刻まで、盛況な会になりました。
残念ながら、新型コロナウィルス感染症の蔓延により、第2回目及び第3回目は延期となりましたが、今後もこのような取組みを続け、一人でも多くの子どもたちのために役に立ちたいと願っています。
【参考】
「児童養護施設」とは、災害や事故、親の離婚や病気、虐待やネグレクトなどの不適切な養育を受けているなど、さまざまな事情により、家族による養育が困難な子どもたちを入所させ、養護することを目的とした施設です。2歳からおおむね18歳の子どもたちが、家庭に代わる施設の中で生活しています。
全国で約600の施設があり、合計で約3万人の子どもたちが入所しています。最近では、虐待を受けた子どもが59.5%、何らかの障害を持つ子どもが28.5%と増えています。(厚生労働省 平成28年10月現在)
児童養護施設は、すべての都道府県に設置されていますが、多いところでは、東京都59、大阪府38、愛知県36、神奈川県32、兵庫県31などです。(全国児童養護施設協議会 平成26年7月現在)